書いた本人がビックリするほど反響が大きい「昔話ブログシリーズ」。
んじゃあと、ワル乗りしてもうひとつ... ネタは尽きない?
時はやはりレーサーレプリカ狂乱時代。
Aメーカーが画期的な2サイクル250レプリカを発表、その発表試乗会が某サーキットで開催された。
5〜6台の試乗車が用意され、それぞれの二輪雑誌テストライダーが一斉にコースへ飛び出して行く。
当時僕はバリバリの国際A級現役ライダー、誰よりも速く走らんと1周目から飛ばしていった。
3周目くらいだっただろうか、前車をすべて抜きまっくて調子に乗り(試乗会はレースじゃないっての! よくカメラマンにそう怒られました;^^A)、さらに後続を引き離そうとS字コーナーに突入したその瞬間、 リヤタイヤがいきなりロックした!!
瞬時にクラッチを切り、流れるリヤタイヤを必死でコントロール、グラベルに飛び出したもののなんとか転倒だけは免れた。
「焼き付きやがった...」
転倒しなかったことに安堵しながら、僕はグラベルでレッカー車を待った。
ピットに戻って心配顔の担当編集者に一部始終を話したが、その編集者曰く、
「じつは川島さんがコースでストップしたあと、調子が悪いってふたりのライダーがピットに戻ってきたんですよ。ひとりはエンジンからへんな音がしてましたよ」
なんだ、焼きついたのは僕だけじゃないんだ。この事態を受け、2回目の走行枠は全車点検のためキャンセルとなった。
その時間だったと思うが、Aメーカーのチーフエンジニアが僕のところに来て、トラブルをこう釈明した。
「ご迷惑をかけてスミマセンでした。原因はプラグトラブルで焼き付いてはないです。プラグの電極が落ちてエンジンロックしたんでしょう」
あの... 僕、レースで何度も焼きつきトラブルを経験してますので... その辺りはワリと経験値でわかりますけど... だいいち、グラベルでエンジン再始動したらガラガラいいながら回ったんですけど... プラグの電極が落ちたらエンジンがかからないでしょ...
こう言いたかったが、グッとこらえてやめておいた。
で、その翌々日くらいだったか。締め切り間際で時間がなかったと記憶しているが、とにかく無理を言ってそのAレプリカをメーカーから借り出したのだ。目的は
「独占!! A250vsC250富士スピードウェイ比較対決試乗!!」
といったようなタイトル名の第1特集企画のためである。
早朝の富士スピードウェイのパドックに、疲労困憊といった表情のメーカーエンジニアが約束の時間ギリギリ、トランスポーターでA250は持ち込まれた。寸前までキャブセッテイングしていたようだ。
「もうご迷惑はおかけしませんから...」と疲労の中にも明るい表情を見せた。
対する迎え撃つC250はというと、けっして余裕しゃくしゃくというわけではなく、こちらもメーカーエンジニアが直接富士に持ってくるという体制だった。
2車比較試乗ということで、ライダーは僕がA250に乗り、もうひとりのベテランテストライダーがC250に跨った。まずはカメラマンがヘアピンに待機、それぞれの単独走りを撮ってから、本日のメインとなる2台のからみ写真を撮影するという手筈である。
ピットロードを気持ちよく加速し、1周目は体とバイクを温め、2周目に入る。第1コーナーから100Rを過ぎ、うん、さすがセッティングしただけあって調子いいなと思いつつヘアピンに突っ込む。
と、突然誰かにリヤブレーキを踏まれた感覚に襲われた。なんと3日前の再来である。しかし今回はリヤタイヤがスライドする前にクラッチレバーを瞬時に握ってそのまスローダウン、事なきを得る。
...また、またかい!!
徐々に速度が落ちて停止する寸前、試しにクラッチミートしてみる。するとA250は軽い異音を発しながら再始動した。そう重症な焼き付きではないと判断、僕はそのままスローペースでピットに向かった。今回はプラグトラブルと言わせないため? そうだったかもしれない。
ガラガラ音を伴ってなんとかピットに戻ると、なんとそこにはガソリンタンクを外したC250が停車しており、必死でなにかの作業をしていた。
ピットにいるすべての関係者(もちろん貸し切りだから関係者しかいない)の視線が、一斉にピットインしてきた僕とA250集まる。すぐさま駆け寄ってくるA250のエンジニア。
「どうしたんですか?!」「うーん、ちょっとエンジンがおかしいみたい」
僕はオブラードに包んだ言い回しで答えた。 顔から血の気が引くAエンジニアは僕からテスト車をひったくるようにしてピットの中に持って行った。
「おい、C250はどうしちゃったの?」
僕のこの質問に編集者が答えた。
「同じく壊れちゃったみたいです... あの、川島さん、この企画どうします? どうすればいいと思います?! 今日がもう締切ですよ! 本が出なくなる〜 真っ白いページになってしまう〜!!」
半泣きの編集者... もうAメーカーとCメーカーに広告としてページを買ってもらうしかないんじゃないの?
これも25年以上前の出来ごと、もう時効でしょうから、関係者のみなさん、許されい!!
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文とは関係ありません写真シリーズです;^^A ケンツ チャリ通勤同好会(2名)のウエポン。
奥が僕ので手前はデカチョーの(高いんだって!)ヤツです。
ちなみにシュニンは1回通勤しただけで脱退しました。パチンコでゲットしたチャリじゃダメだったらしい...
グハハハハ^^;
でも倒さないのは、さすがですねorz
私は「倒しました」 平たく言うと「ツツツーガシャァ〜ン」ですが^^;トホホ
修行が足りませんでしたorz
4台中、 1台だけ右頭に・・・・・ 時効ですね(自爆
りさん>
歴史を知っている生き証人のひとり… だよね!?
でもレプリカ時代は、分かりやすくてとてもシンプルだった。
非常に楽しかった時代でもあります(^^)V