
「here!」
あのキングケニーが僕のボールを見つけてくれた。
それもわざわざ小高い土手を上り薄暗い林の中を探しまくって、だ。
そう、僕のティーショットのドライバーは150ヤードも飛ばずに、左側の林に一直線だった。
僕はクラブを3本ほど鷲掴みにして林の中へダッシュしボールを探すこと数分、背後からケニーさんの甲高い声がしたのだ。
うーむ。
WGP500で3回も世界チャンプになった人といっしょにゴルフが出来るだけでも幸せなのに。
ガキの頃からの僕の大ヒーロー、あのケニー・ロバーツ(シニアです)だぜ。そんな人が僕のボールを探してくれているって!?

後ろにケニーさん。
おい、カメラの前で余裕ぶっこいてるけど、また林の中にブチ込むなよ! って思われているかも。
じつは、親しくさせてもらっているGPカメラマンの木引さんから、
「いまケニーが日本にいるからいっしょにゴルフやらない?」との誘いに二つ返事!
さらに梨本 圭を誘って、台風なみの北風が吹きまくる昨日、僕にとってひさびさのラウンドとなったのだ。
しっかし、ケニーさんはめちゃめちゃゴルフが上手い。
ドライバーは飛ぶし、アイアンは切れる、小技も決まって、しかもパットもスコスコ入れちゃう。
おまけにジョークも冴えるし、太い葉巻をくわえながらの仕草もカッコいい!!
ケニーさんの前半のスコアは2オーバー!!
僕ですか? スタートホールのPAR4はベタピンでバーディ!! ケニーさんの目前で出来すぎ!
...で、やっぱりというか、当然というか、その後は鳥の名前ではなく、ダブルとかトリプルとか数の名前?のオンパレードで、現在の年6回ゴルファーらしいスコアで終了した。
まあ、こういう性格だから、以前ゴルフに狂っていたときは年50回くらいラウンドしていて、最後は競技志向に走りクラブ選手権まで出場、それなりのオフィシャルハンデも取得したけど、その後なぜかゴルフとはぷっつり切れ、ほぼ10年間、完全にクラブを握らない時期もあった。
現在は付き合いと健康?のためゴルフを再開したって感じかな。だけどまたまたハマリそうなイヤな予感... なんてたって一直線の性格ですから:^^A
昼飯を食べながら、
「僕はケニーさんと同じレースに出たことがあるんですよ、85年の鈴鹿8耐」
「ああ、オレは7時間50分でエンジンが壊れたヤツだ。タイラが乗ってたときに。みんなピットで泣いてたな」
「ぼくも6時間めにエンジンが壊れて、スプーンカーブからマシンを押しました」
なんて唯一同じレースに出た体験を告げたり...
とにかくケニーさんのゴルフ&北風に圧倒されつつ、ラウンドは終了。
で、風呂で裸の付き合いのあと、三郷のケンツまでケニーさんを拉致した。

店内で気さくにサインしてくれ、ニコニコしながら記念写真に応じてくれるケニーさんは最後までいい人でした。